OF THINGS THAT NEVER WERE(2013)/THE WORM OUROBOROS
今日ご紹介するのは、THE WORM OUROBOROS(ベラルーシ)のOF THINGS THAT NEVER WEREです。
このグループは、VLADIMIR SOBOLEVSKY(ギター)とALEXEY ZAPOLSKY(ベース)によるアコースティックギター・デュオを母体とし、他にSERGEY GVOZDYUKEVICH(キーボード、ギター、ベース、フルート、ヴォーカル)、EUGENE ZARKHIN(ドラム)の2人を加えて、2006年にベラルーシの首都ミンスクで結成されました。
この作品は彼らのデビュー・アルバムで、元RATIONAL DIETのVITALY APPOW(リード)がゲスト参加しており、ライナーには各曲毎にインスパイアされた作家の文章が添えられていますが、そもそもグループ名のTHE WORM OUROBOROSも、その中の1人であるイギリス人作家E・R・エディスンの本のタイトルから付けられています。
音楽的には、ギター、キーボード、フルート等がバランス良く配置されたシンフォで、一部北欧系のようなやや陰を感じさせるフレーズも散見される中、派手なソロ回しと言うよりはアンサンブル重視の楽曲が揃っていますが、残念ながらヴォーカルが今一つ(失礼!)で、インストものへの専念を期待してしまいます。(4/11曲がヴォーカル曲)
ベラルーシと言えば、”欧州最後の独裁者と呼ばれるルカシェンコ大統領の圧政に苦しむ国”程度の知識しかありませんが、彼らの音楽はそういったことを微塵も感じさせない叙情性を持っており、逆説的に言えばそのような社会情勢であるが故にこのような美しい音楽が生まれるのかもしれませんね。
このアルバムのハイライトは、1曲目のL'Impasse Sainte Beregonne、2曲目のShelieth、6曲目のPirates In Pingaree、8曲目のSoleil Noir、9曲目のThe Curfew、10曲目のReturn To The Cold Sea Of Nothing辺りでしょうか。
フルートをフィーチャーした叙情的なシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。
このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://thewormouroboros.bandcamp.com/album/of-things-that-never-were
こちらのサイトでは、2曲目のSheliethを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=z8B5yUTAaXw
こちらのサイトでは、6曲目のPirates In Pingareeを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=NA_R-XE0qAE
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